2021年に読んだ本

氷室 冴子著『少女小説家は死なない! 』
実家にあったので、読んでみた。北海道の実家を出て東京で一人暮らしを始めた大学生の女の子のところに、少女小説家の先生が押しかけて来て、はちゃめちゃ大騒動!的なストーリー。主人公であるはずの女の子の学生生活については一切描かれておらず、先生のことだけが描かれてる。いまいち世界観には入り込めなかったけど、いろんなワードが昭和感あって、良かったです。マンガとして読んだら楽しい内容なのかもしれない。



中島らも著『酒気帯び車椅子』
らもさんの遺作小説。平凡なサラリーマンが、暴力団にひどい目にあわされて、復讐する的な内容。もうエンタメは書かないと言ったらもさんが、再び挑んだエンタメ小説、のようです。暴力団のシーンがウワアって感じでしたが、全体的には面白かったです。



土屋賢二著『無理難題が多すぎる』
森博嗣さんのエッセイに土屋さんのお名前が出て来て、気になってこちらのエッセイを読んでみました〜。森さんのルーツが土屋さんなのかな〜。ってぐらい、同じ系統のおもしろ文章だった〜。それぞれに少しテイストは違うけど、森さん好きな人は土屋さんも好きだろうし、土屋さん好きな人は森さんも好きなんじゃないかな〜という感じ!森さんが解説を書いてる土屋さんの本、などもあるみたいなので、読んでみようと思います。



方方著『武漢日記 封鎖下60日の魂の記録』
武漢在住の作家さんが、コロナで街が封鎖された時の日々のことを綴ったブログが翻訳された本。最初はブログで綴ってたけど、途中いろんなネット上の攻撃にあってブログが閉鎖されて他の場所で書いたり、、といろいろ大変だった模様。でもこうやって何カ国語かで翻訳されて出版されているから、すごいなあ・・・と思いました。



大原 扁理著『いま、台湾で隠居してます』
「二十代で隠居」の大原扁理さんが、台湾での暮らしを綴ったエッセイ。台湾でもゆるゆる隠居暮らしはできた模様。私も早く台湾に住みたい〜。



森 博嗣著『面白いとは何か? 面白く生きるには?』
タイトル通り「面白いとは何か?」ということを、森さん視点で語られた一冊。面白かったです。私は面白く生きられている〜。



一青妙著『私の箱子(シャンズ)』
一青窈さんのお姉さんで歯科医師で女優さんの一青妙さんのご著書。自伝エッセイ的な内容だけど、とてもドラマチックというか、小説を読んでるような気持ちになりました。かつて家族皆で住んでいた家を処分するときに発見された古い箱の中から様々なものが発見され、それを元に幼少期のお話などが語られていく感じでした。お父様が台湾の有名財閥の方らしい。日本での生活のこと、台湾に対する思い、など、興味深く読みましたー。



西原 克成著『パニック障害、うつ病は腸のバイ菌が原因』
自律神経不調な時があったので、読んだ本。口呼吸ではなく、鼻呼吸!冷たいものを食べない・飲まない!良く噛んで食べる!という、基本的なことを気をつければ、内臓への負担はかなり減るようです。なかやまきんにくんも常に「冷たいものは摂らない、良く噛んで食べる」と言ってらっしゃるもんなあ。気をつけよう〜。



松井 孝嘉著『「首こり」をとれば90%以上完治する: 慢性疲労・胃腸障害』
最近、首がポキポキなるー!首こり気になるー!首には自律神経が集まっているらしいー!自律神経不調になることがあり、調べてたら「首こり」が原因っぽい、となって、この本を読んでみました。頭は5、6キロあって、スイカ1個分ぐらいの重さがある!それをずっと支えている首には、かなりの負担がかかっているー!ので、うつむく姿勢(スマホ見たり読書したり何か作業したり)の時に、気をつけよう!と、思いました。定期的に上を向く、とか。常に首にいたわりを!
あと、かつてドラムをやってらっしゃったマッサージ師さんから「ドラム練習の腕の疲労から来る首の疲れもあると思う」と言われたので、ドラム練習の後のストレッチなど、ちゃんとやりたいです。



鹿子 裕文著『雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々 へろへろ』
鹿子さんの別のエッセイを以前読んで、面白かったのでこれも読んでみました。福岡にある「宅老所よりあい」という施設が、どのようにできて、どんなふうに発展していったか、という様子が綴られたエッセイ。「よりあい」の創設者・下村恵美子さんという方がとにかくすごい方だな〜と興味深く読みました。人もお金も集めてしまう、とてもパワフルな人物だなあ、と。施設を建てるための資金集めに奔走する下村さんだけど、受け取って良いお金と悪いお金がある、的に語ってるの見て、やっぱそうだよなあ〜!と思った。この方が言ってることとは違うかもだけど、私はなんとなく「お金」というものは「楽して儲けたお金」と「汗水垂らして貯めたお金」ってのは価値が違う気がしている・・・。
因果応報という言葉の通り、ボケた人や老いた人を邪魔者扱いする人は、自分もやがて邪魔者扱いされる。というようなことも書いてあった。皆が楽しく過ごせる場所がどんどん増えていったら良いなあ〜。



中村明珍著『ダンス・イン・ザ・ファーム 周防大島で坊主と農家と他いろいろ』
現在、周防大島で暮らす、元・銀杏BOYZのギタリストさんの暮らしのエッセイ。自由に楽しく暮らしている方の日々の暮らしを読むの好きなので、楽しかったです。(楽しいばかりではないですが。島が長期間断水してしまった時の話とか・・・)
ひとは、どんな場所でも、どんなふうにだって、生きていけるよなあ〜と、心強く思います。「このように生きなければならない」という道は無い!



伊坂幸太郎著『ガソリン生活』
久しぶりの伊坂さん作品。とある家族が事件に巻き込まれる様子を、その家族が乗っている自家用車側の視点で描かれている小説。車同士がすれ違う時や、駐車場や、隣の家の車との間で、実はおしゃべりしている〜!という、楽しい世界。読みやすくて面白かったです。結末もとても良かった。



久松達央著『キレイゴトぬきの農業論』
草むしりする時、ネギやショウガの周りに生える草が同じ感じのツンツンした雑草で、紛れちゃって間違ってネギやショウガも切っちゃう。みたいなことが良くあって、ふと、これってもしや、ネギやショウガ自身が、自分の身を守るために似た感じの草を周りに生やしているのでは!?と思って、検索してたらこの本の存在を知りました。結局その説のことはわからなかったけど、植物にもやはり自己防衛機能はあって、あえて悪くなった部分を自ら枯らしたり、ということはあるようです。
「無農薬野菜」についても、詳しく書かれていて、とても勉強になったー。野菜を食べる人にとっては「無農薬か否か」は、あまり関係が無いみたい。農薬を使って育てられた一般的な野菜を食べても、体に影響はほとんど無いそう。著者は畑の環境(雑草以外の生物)を守るために、有機農法をやっているとのこと。
野菜は人間が食べるために育てやすく食べやすく改良された、植物の中では「奇形」であり、人間が手をかけてやらないと育たない弱いものである、という話など、なるほどなあ〜と読みました。この世の中は何もかもが人間向けにカスタマイズされた世界なのであるなあ、、と。



南 壮一郎著『ともに戦える「仲間」のつくり方』
著者が「ビズリーチ」という会社を立ち上げたときの、仲間たちとのエピソードあれこれ。「ビズリーチ」って会社名はCMとかで聞いたことあったけど、「年収1000万以上の人や管理職の人などを対象にした転職サイト」ってことで、私には無縁の世界ですが、会社を作り上げるってのは大変なことだなあ〜と興味深く読みました。WEBサイトとかも、全部自分で中身も考えて構築できるならば良いけど、ほとんどの場合、中身考える人と実際に作る人は違うので、その大変さとかを思い出しました。。この本は成功例だから感動的にまとまっていて面白かったですが、全てこの会社のようにうまくはいかないのだろうなあ・・・。途中でかつての知人の名前が出てくるので、その部分「わー、すげーなーー」と思いながら、楽しく読みました。



森博嗣著『MORI Magazine』
森博嗣さんが雑誌を作るとこうなる!っていう自由な本。対談とかインタビューとかエッセイなどなど。ファンクラブで募集したお悩み相談みたいなコーナーの森さんの返答がバッサリすぎてすごい。笑
「人間は皆バカで愚かなのにどうにか世の中が回っている、という奇跡を喜ぶしかない」というようなことが書いてあって、なるほどなと思いました。



森 博嗣著『自由をつくる 自在に生きる』
森さんの新書っぽいシリーズ。知らず知らず支配されていることが多々ある、というお話。でも支配されているほうが何も考えなくて良いので楽ではある、という。ふむ。私も常に、自分はいま何かに縛られていないか?というのを考えています。自由に自在に生きるぞーーー。とりあえず会社を辞めて本当に良かったなあ、と、思う。笑
あとは安易に宣伝に踊らされないように注意しなきゃな〜とか、そういったことを、森さんのエッセイ系の本を読むと思い知らされます。お得ー!と思っても、それは本当にお得か?とか。



銀色 夏生著『私たちは人生に翻弄されるただの葉っぱなんかではない』
銀色さんが有料で配信している音声ブログでお話しした内容を書籍化したもの。今までのつれづれシリーズでも書かれてきた銀色さんの考えなどがまとめてあります。



フランソワーズ サガン著『悲しみよ こんにちは』
C-C-Bの「不自然な君が好き」という曲の歌詞に「サガンの小説の少女のように〜♪」ていう歌詞があって、どのような小説だろうか?と気になって読んでみました。この小説はあまり入り込めなかったけどー。この作品が一番有名みたいですね。



谷川 俊太郎著『そんなとき隣に詩がいます ~鴻上尚史が選ぶ谷川俊太郎の詩~』
谷川俊太郎さんの詩を鴻上尚史さんがセレクトして、解説的な文章を書かれている本。こんな時はこんな詩を読んでは?みたいな感じにテーマごとに分けてあります。ひとつ知ってる詩があった!国語の教科書に載っていたやつ。



田中みずき著『わたしは銭湯ペンキ絵師』
現在、日本にわずか3人しか居ない、銭湯絵師田中みずきさんの著作!自身の幼少期の話から、学生時代のお話、どのように銭湯絵と出会い、銭湯絵師となったかが綴られており、メチャ興味深く読みましたー!おもしろーい!旦那様(コマムラさん)との出会いの部分を特に興味深く読みました。ふふふー。ところどころかわいいイラストも入っていてとても良かったです。後半は銭湯になぜ富士山が描かれるようになったのか?などについての考察などなど。



マキタスポーツ著『越境芸人 増補版』
マキタスポーツさんのエッセイ集。連載していたものをまとめたもの、かな。独自の視点でいろんなことについて語られてて面白かったです。割と難しい言い回しとかもあって、「?」ってなったところも多々ありましたが、サラっと読みましたー。「汁が捨てられない」ていうのすごく共感。私も家で煮物とか作ったら汁は捨てずにスープっぽくして飲むな〜。外食の時はさすがに残しますけど。



野坂 昭如著『マリリン・モンロー・ノー・リターン』
オーケン先生が読んでた本を読んでみよう!シリーズ。というか、このタイトルの曲を野坂先生が歌ってる音源を鉄割公演で聞いたことがあったので、それもあって気になって読んでみました。図書館の予約システムで取り寄せたら、保管庫シールが貼られた古めかしい本が届いたー!字がみっしりしているー!これは途中で挫折しちゃうパターンかもしれないー!と思いながらも読んだら、割と読みやすかったです。むかしの小説ってのは色々知れて面白いな〜。「プロ野球」って昔は「職業野球」って言われてたのか〜。中国語で荷物のことを「行李(しんりー)」って言うけど、日本語でも葛籠(つづらかご)の一種を「行李(こうり)」って言うのか!など、学んだり、しました。



山内マリコ著『選んだ孤独はよい孤独』
短編集なんだけど、1ページで終わっちゃうぐらい本当に短いのもあったりして、自由なスタイルの短編集で面白かったです。『ぼくは仕事ができない』とか『「おれが逃してやる」』とか、面白かった。会社ってこういう人居たな〜とか思い出しちゃうようなリアルな感じだったので、この方は会社勤めをしていた方なんだろうか?と思って経歴を調べてしまった(笑)。(会社勤めはしてないっぽかったので、聞いた話とかで書いてるのかな〜すごいな〜) この方の本を読むのは初めてだと思っていたが・・・読書メモで調べたら「ここは退屈迎えに来て」という作品を過去に読んでいた。次はこれ読んでみよう、とか思っちゃっていた。あって良かった、読書メモ。



森見 登美彦著『ペンギン・ハイウェイ』
森見さんの作品を読むのは2度目かな、、前回は自分の想像力が追いつかず、「とても面白そうな雰囲気だけど、入り込めない・・・」みたいな感じでしたが・・・この作品は主人公の男の子が小学4年生くらいで、その子が語り手となっているので、とても読みやすい〜。やはりこの作品も想像力が試される感はあるけど、入り込める感じだった〜。面白かった〜。最後はちょっと寂しい感じだったけど〜。



大崎 梢著『スノーフレーク』
亡くなったはずの幼馴染が生きているかもしれない、と主人公の女の子があれこれ探るお話。ミステリータッチのお話だけど、あまり入り込めなかったー、なぜだか。



金井 美恵子著『〈3.11〉はどう語られたか』
東日本大震災に関する様々な記事を読んでの批評が綴られている本。「こんな表現は無知である」的な結構厳しい指摘が盛りだくさんで、「えー、そこまで言わなくても〜」という気持ちになりつつ読んでましたが、読み進めるのに時間がかかってしまい、半分も読めないまま読むの諦めてしまいました。。



瀬尾まいこ著『僕らのごはんは明日で待ってる』
とても読みやすくてサクサクと読んじゃいました。なかなか面白かったです。他の作品も読んでみようかな〜。



中島 たい子著『ぐるぐる七福神』
図書館にある中島さんの本ぜんぶ読む作戦。東京にいくつかある七福神を巡るおはなし。これも実際に巡って書いたんだろうな〜。参考文献の数も多かった。神社でお参りする時「自分が背負っている荷物を一時的に神様に預けて、またすぐに自分で背負うんだけど、少しだけ軽くなっている気がする」みたいな表現があって、素敵だな〜と思いました。



中島 たい子著『結婚小説』
またしても中島さんの小説。少し前に読んだ「院内カフェ」もこの小説も主人公が小説家で、実体験を盛り込んでいるのかな〜というリアル感。面白かったでっす。



銀色 夏生著『スーパーマーケットでは人生を考えさせられる』
スーパーでの出来事だけをまとめた、日々のこと。なので、つれづれシリーズを読んでいるような気分で読みました〜。



銀色 夏生著『1日1個、川原にパンを拾いに行く。 つれづれノート38』
銀色さんのつれづれシリーズ!コロナ後の生活のこと。楽しく読みましたー。



加藤千恵著『ラジオラジオラジオ!』
図書館の特集コーナーで見かけて、読んでみたー。高校生が同級生と地元のコミュニティラジオみたいなのを始めるお話。読みやすかったけれどもー、ううむ。メインタイトルはあまり世界に入り込む感じじゃなかったけど、巻末に収録されている短編「赤と青の物語」がとても良かったー。



市川 宇一郎著『リズムに強くなるための全ノウハウ』
ドラム練習の方向性を見失っているので、図書館で見かけたこの本を読んでみましたー。ふむふむ。方向性はまだ定まっていません。。



枚岡 治子著『雑談の苦手がラクになる 会話のきっかけレシピ』
図書館で特集コーナーみたいなとこに置いてあって、気になって見てみた!著者は仲良い人とは喋れるけど、ちょっとした顔見知とかと雑談するのがとても苦手で、こんなときはこんなこと話してみよう!ってのをシチュエーションごとに考えておき、「レシピ」としてストックしていく、というのをやっていて、私もまあ雑談はそんなに得意ではないけど、これって語学に使える!と思って。「中国語でこんなこと話しかけてみたい」というフレーズとか、「今度台湾人の友達に会ったら、こんなこと聞いてみよう!」とかってのをストックしておけばいいんじゃないか!と思ったのです。「こんなシチュエーションで話す」というのを明確にすると、実用的なフレーズがストックできる気がするー!やってみよー!



カート ヴォネガット ジュニア著『猫のゆりかご』
オーケン先生が高校生の時にこの本を読み、この本に出て来る「ボコノン教」という宗教団体から着想を得て、その後の作詞や小説などを書いたというようなことをおっしゃっていたので、読んでみた!のだが!登場人物がカタカナの名前ばかり(当然なのだが)!、最近中国語の勉強しているからか、カタカナの名前にめっきり弱くなり、全然覚えられない病。。途中でリタイアしてしまった・・・。人物名をメモりながら読まないとだめだわ、きっと。



中島たい子著『LOVE&SYSTEMS』
「結婚」という文化があまり意味をもたなくなった未来の世界で、雑誌の編集者が各国の文化を取材していく感じのお話。なかなか面白かったスー。



中島たい子著『漢方小説』
主人公の女性が体の不調を治すために東洋医学の先生のところに通って先生に恋をする的なおはなし(ざっくり)。漢方のことも色々書いてある〜。「陰陽五行説」っての初めて聞いたなあ。五臓の「肝、心、脾、肺、腎」は、それぞれに「木(肝)、火(心)、土(脾)、金(肺)、水(腎)」という役割があって、お互いに関連性がある、っていう。ふむふむ。普段内蔵のこととか気にしてないなあ〜。いたわらないとですよね〜。



吉田篤弘著『月とコーヒー』
食べ物にまつわるショートストーリーの連載として書かれたもの。WEBで公開されてたけど、WEBだとなかなか入り込めず・・・。やはり本で読んだ方が良かった!とても短いお話ばかりなので、え!ここで終わり!?この後どうなるの!?ってところで終わっちゃうのとか多々ありで、でもその短さの中にちゃんとひとつひとつ世界が出来上がってて、とても面白い。あとがきにあったけど、このショートストーリーから長編を書くかも、的におっしゃってたので、楽しみです。青いインクを作る人の話とか読みたいー。



中島たい子著『院内カフェ』
図書館でふと目に止まって読んでみましたが・・・面白かった!とある病院に併設されたカフェ(スタバ的な)でのお話で、最初はそこで働く従業員視点で始まって、そのカフェに来ていたお客さん視点になったり、そして描かれてる話も本当に実際にありそうな出来事ばかりで、入り込んで読んじゃいました。他の作品も読んでみたい。



浅生 鴨著『どこでもない場所』
NHKのツイッターを書いてた方の本。エッセイ集。NHK以外にも様々な業種のお仕事を転々とされてきた方らしい。とても楽しそうな生き方をしていてる方だなあ〜と思いました。



戌井昭人著『さのよいよい』
新潮社「波」で連載されていた作品の単行本。連載はチェックしていなかったので、初めて読みました。おもしろかったー。戌井さん自身に起きたエピソードもちらほらと盛り込んであるようです・・・笑
作中に出て来るイラストレーターの戸田リョーコさん・・・。鉄割を知る人にはピンと来るお名前!笑



中田 敦彦著『芸人前夜』
オリラジあっちゃんの著作。オリエンタルラジオがどのように結成されていったか、養成所に入る前から卒業ぐらいまでのことが綴られてます。面白かったー。出てくる地名がよく知ってる場所だったりしたので、あのへんに住んで居たんだ〜!?みたいな発見があったり。



吉田 篤弘著『遠くの街に犬の吠える』
ひさびさに吉田さんの本よんでみました。短編集っぽい構成になってるけど、登場人物はずっと一緒でひとつのお話。おもしろかったす。
前もあったけども吉田さんの本を読んでると「あ、私も昔、似たような発想で創作文章を書いたことがあるな」みたいな場面に出くわすんだけど、そもそも私が吉田さんの影響を受けてるというのがあるわけで、発想の着眼点そのものが影響受けて発想している!ということなのでしょうな。