2018年に読んだ本。

小林 早代子著『くたばれ地下アイドル』
なんらかの形でアイドルが出てくる短編集。あまり入り込めない感じだったーッ。あとアイドルヲタク用語がわからないと「んー?」となる部分もありそげでした。まあ調べればわかるか。

大槻 ケンヂ著『大槻ケンヂのお蔵出し―帰ってきたのほほんレア・トラックス
むーかし一度は読んでるけど、再読してみました。時を経て読んだらまた新たな発見があるかなあ、と。ライブでの即興歌詞と、エッセイいろいろと、人生相談と、対談などなどてんこ盛りの一冊。おそらく20代の頃に書かれたエッセイが大半だったと思うけど、この頃から仏教とか般若心経のことが書いてあった。『仏教で言うところの苦しみの根本原因である「執着」』って一文が出てきて、へー!この頃から言ってたのか!と驚き。最近の特撮や筋少の歌詞で「執着は苦しみの根源」というような表現が出てきたけど、昔からそのようなお考えだったのですね、先生・・・。町田康さんとの対談も収録されてましたー。お二人のトーク、見てみたいな〜。名曲喫茶オーケンのゲストに町田さん、なんてないかなー。。

養老 孟司著『バカのものさし』
養老先生が、子供たちからの「脳に関する質問」に答えていく内容。フムフムと読みました。いろんな回答の最後に「農作業をすると良い」というアドバイスがたびたび書いてあって、自然にふれること・農作業をすることが脳に良いってことなんだなあ〜と思いました。農作業は良いぞ!!!!!

ひろ さちや『こだわりを捨てる―般若心経』
般若心経ってこんなことが書かれてるんですよ、っていう解説本。オーケン先生が最近よく歌詞で「執着は苦しみの根源」と言っているのや、森博嗣先生が「どーだっていいじゃん」と思える事が大事、と言ってることなど、みんなやっぱ同じ事言ってる!そうだそうだー!と思える一冊。
日本では「人に迷惑をかけないようにしよう」と教えるけど、インドでは「人に迷惑をかけて生きているのだから、他人を許そう」というふうに教えるらしい。「試験に合格できますように」と願ったとして、受かれば嬉しいがその分、落ちた誰かがいる、っていう。でも受かれば幸せで落ちたら不幸というわけでもないんだよー!というようなお話。
チケット争奪戦っていうのは、自分がチケット取れたら、取れなかった誰かがいるんだよー!!ということだなあ。ふむふむ。というわけでコンサートに行けなくても楽しい別の人生が待っているのだわ。るーんるーん。

外山 滋比古著『アイディアのレッスン』
アイデアというのはどういうときに浮かぶのか?みたいなお話。結局まあメカニズムは解明されてないけど、関係ないことしてる時にふと浮かぶ事が多いよね、っていう説。

掟 ポルシェ『男の!ヤバすぎバイト列伝 』
掟さんがこれまでやってきたバイトでのヒドイ話あれこれ。なかなか面白かったです。巻末に対談が入ってて藤井隆さんとの対談が面白かったー。藤井さんが高校生ぐらいの頃にバイトでめっちゃ活躍した話など。話している様子が思い浮かびました。藤井さんおもしろいわー。

斎藤 一著『変な人が書いた成功法則』
「困ったことは起こらない」というプラス思考な考え方を推奨している本。私もそのような考えで日々生きているー。なのでフムフムそうっすよねって感じで読みました。本当にどん詰まりにぶち当たるまで、先がどうなるかわかんなくっても進んでみちゃおうー!って感じで日々生きていますわたくし。
人には「天命」ってのがあって、それをしようとするとワクワクするのだ、と書いてありました。だから「楽しいこと、ワクワクすることをすべし!」ということらしい。近頃「楽しいことばかりで大丈夫かしら」と思っていたんだけど、これは自分の天命なのだー!やるぞー!と、思いました。

銀色 夏生著『空へブーンと。 つれづれノート33』
つれづれシリーズ!2年ぐらいかけて人付き合いを整理したら、心は穏やかだけど楽しい!ということも無くなった、みたいに書かれていたー。やはり楽しい気持ちというのは人との関わり合いの中で生まれて来るものが多いのかもしれないなあと思いました。私は会社辞めてから自由に時間が使えるようになって、色んな人と会えるようになり、今とても楽しい!!

山下 良道著『青空としてのわたし』
ふむふむっと読みましたが、カタカナ用語が多くてちょっと難しかったというかイメージが湧きにくかったー。

吉田 篤弘著『ソラシド』
「ソラシド」という名の二人組ミュージシャンについて調べていくお話なんだけど、空想の話が入り混じるので、ん?ってなりつつも楽しく読みました。

養老孟司著『世につまらない本はない』
漢字を認識する時に使う脳の領域が、ひらがなやアルファベットを読むときとは違う部分を使って居るらしく、日本人はそのせいで人の顔を判別するのが苦手、みたいな説が書かれていて、私が良く洋画見てて誰が誰だかわからなくなるのはそのせいかー!と、思いました。特に最近中文の勉強しているので、人より多く漢字を見ているもんなあ。仕方ねえやあ。

町田 康著『湖畔の愛』
とある湖畔にあるホテルでのあれこれのお話が3編入っていて、最初の二つはめっちゃ面白くてクスクス読んでたのですが、三つ目のお話は登場人物が多くて話が混み合って来て脳みそが追いつきませんでした。。

バカリズム著『素敵な選TAXI』
ドラマでやっていたやつのノベライズ版。なかなか面白く読みましたが、映像で見たかったなーと思いました。再放送やらないかなあ〜。

越谷 オサム著『ボーナス・トラック』
これすごい面白かったー!ひき逃げ事故を目撃した主人公が、轢かれて死んでしまった被害者の幽霊と一緒にひき逃げ犯人を探す、みたいなストーリーなのですが、キャラも良かったし楽しく読みました。

野沢尚著『ラストソング』
なんかちょっと読みにくいというか違和感ありつつ読んでたんだけど、映画を小説にしたものらしーい。映画をみた方が良いのかもしれない。

住野 よる著『君の膵臓をたべたい』
話題の映画のやつー。映画は見ていませんが。読んでみました。なかなか面白かったです。そのうちきっとテレビで映画やるだろうから、その時に映画も見てみよう〜。

稲垣えみ子著『もうレシピ本はいらない』
稲垣さんの食生活について書かれた本。ご飯と汁物と、おかずは一品あれば良い!というシンプル食生活。「手の込んだ料理」ってのは外食で食べれば良いのであって、家では簡素な調理にすることで使いきれない特殊な調味料がキッチンにあふれかえる事も無い!
「料理というのは結局“調味料の味”になっている」という説はなるほどなあと思いました。なるべく素材そのものの味を味わおうぜ!っていう。ふむふむ。ぬか漬け素晴らしい!ということがひたすら書いてあってやってみたいけど、どうだろうなあ。旅行に行く時とかはどうすればいいのかなあ。そういうタイミングで一回捨てて新しくぬか床を入手すればいいのか。

カレン キングストン著『新 ガラクタ捨てれば自分が見える』
こういった片付けの本は何冊も読んでますが、この本はそれらの本の原点!という感じの本みたい。なるほどなーそうだなーって思いながら読みました。旅行から帰って来た時が片付けに良いタイミング!と書いてあったので、正に今!やるぞーい。やるぞーい。

増田 明利著『貧困のハローワーク』
色々な職業についての本。フムフムーっと読みました。大変な仕事がいろいろあるぞ、っていう。屋外の現場仕事だと天気によって作業できなければ収入も無し、となってしまうのだなあ。生活保護の人から吸い取る業者がいるとかそういったことも書いてありました。ふむむ。著者が実際に短期労働に行って体験して見たレポートなどもありました。

中田永一著『私は存在が空気』
暗いお話なのかなと思ったけど違った!長編かと思いきや短編集だった!それぞれの作品で特殊な能力を持った主人公が出て来て、瞬間移動したり火をつけたり透明な腕を持ってたりSF系のお話でしたー!

町田 康著『ゴランノスポン』
短編集で6つぐらいお話が入っておりまして、全然わからんかったものもありましたが、概ね面白く読みましたー。

松尾 スズキ著『もう「はい」としか言えない』
主人公は同じの中編?のお話が2つ収録されてました。面白かったっす。

森 博嗣著『道なき未知』
エッセイです。いつもの森さん節のやつー。面白かったです。森さんのお家のお庭写真がいっぱい載ってるー。素敵だわー。

岡本 太郎著『自分の中に毒を持て』
エッセイです。安定した道と危険な道があったら、危険な方に行け!という太郎さんの教え。ふむふむ。

洛田二十日著『ずっと喪』
ショートショート集。ふむふむ。

道尾 秀介著『カラスの親指』
道尾さん久々に読んだー。面白かったー。優しいお話ですね。「癒し屋キリコの約束」っぽいなーと思った部分があったけど道尾さんの方がだいぶ先に書かれておりますな。

又吉 直樹著『火花』
やっと読んだぞー!なかなか面白かったす。もっと悪い展開になってっちゃうのかな、、と思ったけどならなかった。

森 博嗣著『ZOKU』
イタズラを仕掛けてくる軍団と戦う、的なお話!なかなかでした。

中島 らも著『空からぎろちん』
エッセイ集。面白かったでっす。

赤塚 不二夫著『もーれつア太郎』1巻
筋肉少女帯の曲のタイトルになっているので名前は知っていたけど、初めて読んだ!占いばっかりやってるダメな父ちゃんと、しっかり者の八百屋の息子の話で、1巻の中盤で父ちゃんは幽霊になっちゃって、色んな人や犬や猫に乗り移ってア太郎と一緒に暮らすお話!へえー!

呉明益著『歩道橋の魔術師』
台湾にかつてあった「中華商場」という市場を舞台にした短編小説集。食べ物の名前や地名など知っているものが出てくるので、風景を想像しながら読めて良かったー。

如月 新一著『放課後の帰宅部探偵 学校のジンクスと六色の謎』
ライトノベルっぽいジャンルになるのかな。学生もので、サクっと読めて、ちょっとミステリー。楽しく読みましたー。

高橋 勇進著『最短最速で上達する中国語学習法』
最近ちょっと中国語の勉強で「自分が使いそうな言葉」に絞って勉強したほうが効率いいんじゃないかな〜と思っていたところ、正にそれにドンピシャなことが書いてある本あったー!教科書にある例文は「自分だったらこの言葉を使ってこんなこと言いそう」という内容に書き換えるべき、とあって、なるほどそうだなー!って思いました。あとは作文と独り言が重要、とあったので実践していきたいなあと思いました。

吉永 嘉明著『自殺されちゃった僕』
身近な人が相次いで自殺してしまった著者が、その時の気持ちを綴ったエッセイ。ふむふむー。解説文がものすごい辛辣!読み終わって、いまこの方はどうしていらっしゃるのだろうか、、と気になって調べたら、2014年以降、吉永さん消息不明とwikipediaに書いてあった・・・

村上 春樹著『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』
なかなか面白かったっすー。キャラと世界観がはっきりしているので淡々としているようで読みやすいというか入り込みやすい。さすがだなー。

稲垣 えみ子著『寂しい生活』
原発事故をきっかけに、なるべく電気を使わない暮らしをしている方のエッセイ。「無きゃ無いでもどうにかなる」ってものが多いのだよなー、と思いますが、なかなか物が減らん。

銀色 夏生著『こういう旅はもう二度としないだろう』
日常を綴ったエッセイ「つれづれシリーズ」の番外編、といった感じの、旅行のことだけをまとめたエッセイ。しかも普通の自由な旅行ではなく、パックツアーみたいなのに申し込んでの旅。で、銀色さんはそういったパックツアーはあまり好きではない、という結論が出るエッセイです。笑

百田 尚樹著『モンスター』
整形手術を繰り返す女性のお話・・・。面白いけど怖いっつうか、何をどうやったらこんな小説書けるんだろうスゲー。という感じです。

住野 よる著『か「」く「」し「」ご「」と「』
それぞれちょっとした特殊能力?を持った5人の学生のそれぞれの視点から見たお話。なかなかでした。

関口 賢著『月曜断食』
この本は素晴らしいー!月曜日だけ、断食する方法の解説がされてまして、簡単に実践できそう!ライトにやりたい人、がっつり体重落としたい人、それぞれに、やり方があって、とても丁寧に解説されているので、トライしやすいと思います!巻末にレシピもいくつか載ってます。月曜断食、私もやってみる。

森 美智代著『断食の教科書』
青汁のみで生きてらっしゃる方の、本。断食は興味あるけどー、この本はちょっとスピリチュアル寄り、かな、、あまり入り込めず。。

燃え殻著『ボクたちはみんな大人になれなかった』
この本もオーケンが話題にしていた方。twitterのつぶやきが人気になった方のようだ。各章のタイトルがオザケンの曲のタイトルとか、そういったところから来てるので、元ネタわかると「お!」てなるかもしれませぬ。

銀色夏生著『ぷかぷか浮かびとこれから』
つれづれシリーズ!これ読んでいると、銀色さんと「興味をもつもの」が似ているな~って思うことがたびたびあります。私も気になっていた「人生フルーツ」とかでてきたり。
でも全然違う考え方の時もあるし、いろいろですが、自由に生きるヒントが得られます、つれづれシリーズ。フリーダム人生の師匠やー。

高野 秀行著『ワセダ三畳青春記』
オーケンがおすすめしていた本ー。エッセイ本です。なかなか面白かったです。読んでから日がたってしまい、具体的な感想忘れてしまった・・・

筆子著『それって、必要? いらないものにしばられずに、1週間で人生を変える30の方法』
こういう系の本、何冊か読んでいるので、過去に読んだことあるような内容もありましたが、この方は情報の断捨離というか、「全ての情報を知ろうとしなくていい」みたいな説を唱えていて、私も最近そのように思っていたので、フムフムっと読みました。

中原 昌也著『死んでも何も残さない―中原昌也自伝』
中原さんをイベントで拝見したときはミュージシャンの方だと思って見ていたのですが、どうやら本も執筆している方らしいと聞いて読んでみました!これは自伝でしたが、小説も読んでみたいなー。とにかく色んなことに絶望しているというか、森博嗣氏以上のバッサバッサ感でした。ふっふふ。

船瀬 俊介著『沖正弘がのこしてくれた治すヨガ!』
生活の中にヨガも取り入れたいがなかなかできておらず。。
呼吸が大事だ!ということが書いてありました。深くゆっくりとした呼吸を心がける!丹田に力を入れる!思い出したらやってみよう。

森 博嗣著『常識にとらわれない100の講義』
森さんが思うこと、あれこれ。という感じの本です。短いのが100個なのでサクサクっと読めます。そういえばそうだなーって思うことがいくつか。「お金が無いと言いながら毎日お酒を飲んでいる人や、時間が無いと言いながら毎日テレビを見ている人が居る」「読みやすい本が『いい本』というわけではない。ゼリー飲料みたいに手早く摂取できるものが『美味しいもの』というわけではない」などなど、、

船瀬俊介著『菜食で平和を!』
また船瀬さんの本を。肉を食べるのは人間の体の構造的に合っていないらしく、菜食こそが平和をもたらすぞー!っていう内容の本でございました。ふむふむ。なんかだんだん陰謀論とかに通じるような話になってきたりして、「オーケンのトークイベントで良く聞く名前でてきた!」と思ってワタクシ的に面白かったです。