2015年に読んだ本

舘野仁美著『エンピツ戦記 – 誰も知らなかったスタジオジブリ』
ジブリでアニメーターをやられていたお方の、その当時の仕事現場のことを綴った本。とても大変そうな世界だな~と思いながら読みました。はやおさんすごいなー、と。おもしろかったです。

三浦しをん著『舟を編む』
辞書作りのお話・・・フムフム。何気なく使ってる言葉の意味とか、結構間違っているんだろうなあ~。映画も見てみたいっすねー。登場人物のキャラが、なんとなく森見さんの作品のキャラっぽいなーと、読みながらふと思いました。

近藤麻理恵著『人生がときめく片づけの魔法2』
前作よりも、こんまりさんの片付けに対する考え方とかちょっと変わってるように感じました。前作は「捨てることは素晴らしい!」みたいなのをビシビシ感じたのですが、今作はそうではなかったー。自分の持ち物を把握するってことは大事だと思います。把握しきれない場合は、物を持ちすぎなのだなあ、と。気をつけたいです。

戌井昭人著『のろい男 俳優・亀岡拓次』
「俳優・亀岡拓次」の続編。いろんな映画の脇役に出ている亀岡の、撮影で出かけた土地でのあれこれ。おもしろかった!亀岡が今まで出演してきた設定の架空の映画タイトルが、すごく適当な感じのばっかりでおもしろーい。札幌のテレビ塔での話とかも面白かったー。

森沢明夫著『癒し屋キリコの約束』
ドラマ見たんですけど、あまり好きになれず・・・原作のほうが良いんだろうなー!と思って読んでみたのですが、やはりドラマの世界観から抜けきれず、うーむ。。ドラマよりも原作を先に読んでおけばよかったのだろうか。うむむ、うむむ。

銀色夏生著『運動の半年 つれづれノート 28巻』
運動嫌いだった銀色さんが、ジムに通うお話。体を動かすことは、本当に大事だなあ~と常々思っていますが、これ読んで更にそう思いました。いつも塚ちゃんが言ってる「体と心は繋がっていて、体を鍛える事は心を鍛えること」というような事が、この本にも書かれていました。フムッフム。

村上龍著『コインロッカー・ベイビーズ』
舞台化されるということで読んでみました。結構「うわあー」っていう感じの内容で、文字がみっしりしているというのもあり、読むのに時間がかかりましたが、結構引き込まれて読んだー!むちゃくちゃな展開でも説得力がある文章ってすごいなあ~と思います。これを舞台化ってどうなるんだろう、というところも気になる。橋本君演じるハシが「歌のうまいオカマ」になるところとかありますけど大丈夫でしょうかーーー。

車谷長吉著『車谷長吉の人生相談 人生の救い』
この本はオーケンがおすすめしていたんだったような・・・(いつもタイトルだけメモるので、どこからの情報だったか忘れる)
新聞に連載されていた人生相談をまとめたものです。「人生に救いは無い!」っていうお答えが多い感じでした。笑
「阿呆になることが、楽になれること」「自分より弱い人を助ける」「努力の向こうにいいことがあって、楽して儲けようとしてもいいことない」というような、基本的に仏教的な教えというか答えなどなど。フムフムー。
辛い場面に出くわしたり、思い悩んだりしたら、おにぎり持って山にでも行って食べたら気分が良いですよ。っていうアドバイス素晴らしい~。

野沢尚著『恋人よ』
上下巻だったので読むのに結構時間かかったー。二組の新婚カップルの相手が入れ替わるような話なのですが(ざっくり)、あまりキャラがつかめなくて「あれ、このひとはどっちの旦那さんだっけ」ってなったりしつつも、いろんな展開があってなかなかおもしろかったです。

斎藤明美著『高峰秀子の捨てられない荷物』
他の本を読んでるときにこの本のことが出てきたので気になって読んでみましたー。高峰さんの養女となった著者から見た、高峰さんのこと、あれこれ。なかなか面白く読んでたんだけど、途中で飽きてきてしまった・・・。ざざっと読みました。。

伊坂幸太郎著『仙台ぐらし』
仙台で暮らしている伊坂さんのエッセイ集。いろんなとこに書いたものを集めたもののようです。さくさくっと読みましたー。

銀色夏生著『石とまるまる』
大好きなつれづれシリーズ。今回もフムフムと読みました。楽しいことを考えていれば楽しいことが寄ってくるし、暗いことを考えていればそういったものが寄ってくる・・・というのは、確かにありそうな気がする~。銀色さんはマイナスな事を考えすぎて沈んでしまうことが多かったらしいのですが、マイナス思考になりそうになったら、心の中で「ありがとう、ありがとう」と唱えるようにしているのだそうです。これはよいかもなぁ~。私はあまりマイナスなこと考えることって無いのですが、今後もしあったらそうしよーう。

森博嗣著『有限と微小のパン』
S&Mシリーズ最後の巻。すごい分量だったー。でも行き詰ることなく、コツコツと読み続けました。読みつつ「ああー、ドラマでこんな場面見たー」というのもあり。理解しきれてないような気もしますが、とりあえず最後まで読んだぞー!という達成感。次は四季シリーズに続くのでしょうか・・・?あれも難しそうだのぅ~。

早川義夫著『たましいの場所』
オーケンが良く早川さんの名前を出すので気になっていた本なのですがー、ダヴィンチで戸塚君も紹介していたので、ついに読んでみたー。歌手活動して、辞めて本屋さんになったけど、また歌いたくなって歌い始めた早川さんのエッセイ。フムフム。オーケンの名前も出てきたり。早川さんのお歌も聞いてみようと思いまっす。

たなかれいこ著『生きるための料理』
旬のものを食べる、とか、砂糖・みりん・酒は使わない、とか、シンプルなお料理の方法が書かれている本。バルサミコ酢とか使いこなしてみたーい!(でも絶対そんなん買ったら、使いこなせず余らせる自信がある!)

朝井リョウ著『武道館』
アイドルが武道館公演を目指すおはなし。フムフムゥ。いまいちグループのメンバーのキャラがつかみきれなかったなーあ。でも読みやすくて、楽しく読めました。

川上未映子著『きみは赤ちゃん』
川上さんの、出産前後の手記的なもの。さくさく読めますー。しかし、とても大変そうだった・・・。
でも自分もこうやって育ててもらったんだなあー・・・と思いました。

森博嗣著『数奇にして模型』
S&Mシリーズ9作目!ドラマで見たおはなしだったけど、小説だとすんごいボリュウムで、読み終えるのがなかなか大変でしたー。遂に次でラストです。S&Mシリーズ。

加藤シゲアキ著『傘をもたない蟻たちは』

4作目。短編集でした。読みやすいけれどー、なんだか後味悪いお話が多くて、あまり好きな感じじゃなかったかなぁ・・・。

町田康著『浄土』
久々に町田さん読んでみました。短編集でした。しかしこれあまりよくわからなかった!「夫婦茶碗」好きだったんだけどな~。ああいう感じの他に無いかな~。

中島らも著『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』
らもさんの学生時代のことを綴ったエッセイ。オーケンがエッセイとかで紹介していた名文があるやつ!「何十年に一回かもしれないけど、『生きていてよかった』と思える夜がある。それを思えばゴミクズみたいな日々でも、生きていける」的な。

森下典子著『いとしいたべもの』
食べ物についての思い出エッセイ。素敵なイラストつき。美味しそうな食べ物がいろいろ出てきます。
ものすごい高級食品とかではなく、身近な、サッポロ一番味噌ラーメンみたいなのとかも出てきて、そういえば買ったことないと思ってつい買ってしまったサッポロ一番。。笑

森博嗣著『今はもうない』
S&Mシリーズ8作目。西之園家の別荘でおきた事件のお話。笹木という男の視点で書かれていて、あーこの笹木って人、きっと何かある!何かあるぞ!と思いながら読んだけど、全然予測してなかった展開ー!まんまとだまされたー!見事な叙述トリック!(しかも事件に関して、じゃなく・・・)おもしろかったでっす。S&Mシリーズも、あと2冊だー!

東野圭吾著『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
なんとなく読んでみたー。なかなか面白かったです。悩み相談を受け付ける雑貨店のあれこれ。後から色んなところが繋がったりして面白かったけど、全部理解しきれなかった感。。

森博嗣著『夏のレプリカ』
S&Mシリーズ7作目。前作の「幻惑の死と使途」が奇数章しかなかったんだけど、こちらは偶数章しかなく、前作の事件の同時刻、別の場所でおこっていた事件、という設定。なるほど。「杜萌」と「萌絵」の字面が似ていてどっちがどっちかわかんなくなったー。これも作戦のうちなのかなあ。最後も「これはどういうこと・・・?」って感じで終わったー。
S&Mシリーズも残りあと3冊!読むぞ読むぞーーー。

大槻ケンヂ著『おまけのいちにち(その連続)』
WEBで連載されていたエッセイをまとめたもの。既にWEBで読んでいるけど、再度楽しく読みましたー!
エッセイ集はひとまずこれにて終了、らしい~。最近はブログも全然更新されない・・・。残念。
でもいいのだ!これがオーケンスタイルなのだ!WEBでは会えないアイドル!新宿や阿佐ヶ谷の地下で会えるアイドル!それがオーケン!

大槻ケンヂ・山口敏太郎著『人生で大切なことはオカルトとプロレスが教えてくれた』
オーケンと敏太郎さんのトークライブを見た直後に読んだので「あー、これこの前のトークライブで話してたやつだ!」とか何回かありつつ読みました。オカルトの話はなかなか興味深く読めるんだけど、プロレスはやっぱ苦手だ~。そもそも基礎知識が無いので、読んでも良くわからないッ!(笑)
オーケンがインターネットってのは呪術みたいなものだ、みたいなこと言ってたのなるほどと思ったー。

森博嗣著『幻惑の死と使途』
マジシャンが脱出ショーの最中に殺され、更にその遺体が消える!ていう事件のあれこれです。
おもしろかったですよーぅ。

森博嗣著『封印再度』
ドラマでやっていたお話だけど、やはり本で読んだほうが内容がてんこもりだー!おもしろかったー!

吉田篤弘著『電氣ホテル』
うーむむ、読みづらかった・・・。どうにか最後まで読みましたが、読んだというより、目を通した、という感じ。。登場人物が多すぎて把握しきれず、世界に入り込めない。ぬぅぅ。おもしろいなーって思う表記などはあるんだけれども、なんだかお話の世界に入り込みにくい。なぜだろーう。

しまおまほ著『マイ・リトル・世田谷』
日常のことや、昔話など、ちょっとした出来事を綴ったエッセイ。1篇がとても短いので、さらさらっと読みましたー。

川口葉子著『街角にパンとコーヒー』
全国の素敵なパン屋さんの紹介本。そのお店のオーナーさんが、どういったいきさつでパン作りを始めて、お店のオープンに至ったか、などの経緯が書いてあったり、フムフムっと読みました。行ったことがあるお店も3店舗ぐらい載っていた!やっぱパン業界で『ルヴァン』ってお店は有名なんだなあ~。たびたび名前が出てきていた。行ったことないけれど。。
著者がお店に訪れた際の様子も綴られているわけなのですが、表現が詩的すぎてちょっと面白かったです・・・。全粒粉のパンを食べた感想で、「ストレートに舌にのってくる印象は、なぜか素数を思わせた」ってのとか。。

朝井リョウ著『学生時代にやらなくてもいい20のこと』
朝井リョウさんが学生時代に実際にやったことを綴ったエッセイ。サクサク読めて、おもしろかった!特に、美容室でカットモデルをした時のお話がツボでした。電車の中で読んでたので、笑いこらえるの必死ーーーッ。

東野圭吾著『放課後』
なんとなく読んでみたのですが、東野さんのデビュー作、だったらしいー。乱歩賞受賞作のようだー。ほほぅ。なかなか面白かったですが、登場人物のキャラがつかみづらかったかな・・・。

筒井康隆著『家族八景』
むかしドラマやっていたのを見たことがあったのですが、いつか小説も~・・・と思っていてやっと読んだ。フムフム。なかなか面白かったっす。人の心の中が読めてしまう主人公が、その能力がバレないように色んなおうちを転々としながら家政婦として働く、というようなお話ー。

銀色夏生著『バルセロナ・パリ母娘旅』
銀色さんと、娘さんの二人旅の日記。飲食代とかホテル代とかも書いてあって、やっぱヨーロッパはお金かかるなあ~と思いました~。ハズレの飲食店のこともいくつか書いてあった・・・。写真もたっぷりで楽しくサクサクっと読めました。

有川浩著『図書館戦争』
読むの時間かかったー!私は部隊とか階級とかが出てくるお話は苦手なのだった・・・読み始めてから思い出したー!登場人物は多すぎず、キャラもなかなか掴みやすくてよかったんだけど、場所が図書館であろうと、戦争の話なので、なかなかイメージが沸かない。。弟からアニメのDVDを借りているので、それを見ようと思います~。

恩田陸著『蛇行する川のほとり』
登場人物少ないのに、いまいち1人1人の確立したイメージが沸かず、この人が誰だっけ?イトコのほう?とか、入り込めないまま読み進め、まあ、ざっくりとしたストーリーはつかめたけど・・・という感じで読了。第1章は良かったんだけど、2章と3章がちょっと入り込めなかったス。。「川のほとり」だけど、なんとなく「思い出のマーニー」に出てくる家を想像しながら読んじゃいました。

森 博嗣著『つぼやきのテリーヌ』
「つぶやきのクリーム」の続編。短編エッセイ集100編。今回もフムッフムーと読みました。ポイントカードとか、何かの会員になる、とかってのは、お得なようにみえて、実は支配されているんだよっていうのは、そうだよなあ~と思いながら読みました。いろんな方面から物事を見てみるのは大事やなーーー。

吉田篤弘著『針がとぶ』
ちょっとずつ繋がりがある7つの短編集。ひとつひとつの世界観はとても素敵なんだけど、入り込んだと思ったら次のお話へ・・・ってなっちゃうぐらい短いので、もっとじっくり一つの世界に入り込みたいなー!と思っちゃいました。
ルビーが採れすぎて贋ルビーが貴重になる、みたいな話とか、私が書いてた『お芋文庫』のお話と通じるところがあるー!って、前にも別の本読んだときも思ったけど、また思った!

森 博嗣著『つぶやきのクリーム』
見開き1ページに1つのテーマで書かれた短いエッセイ100編。「ふむふむー。森さんはこんな風に物事を考えているのですなー」と、思いながら読みました。私もさらっと受け流すようにしている。なにごとも。

村上 春樹著『1Q84 BOOK1~3』
図書館の「待ち人数」が0になったので、読んでみるか!と思って読み始めてみました。青豆って人と天吾って人の話が1話ずつ交互に書かれているのですが、二人の接点は無し。が、しかし!今読んでいるBOOK2で!二人の接点がやっとわかったー!おもしろくなってきたー!というわけで、最後まで頑張って読んでみようと思っています。
【追記】やっと読み終わったー!二ヶ月ぐらいかかってしまったかも。。とっても長いんですけれども、BOOK2以降は「続きが気になる!」という感じで、するすると読めちゃいます。あんましよくわかんない点もありましたけれども、けっこう楽しく読めましたー!NHKの集金の人の描写がすごいなあー。