【読書】2012年に読んだ本

岡村靖幸対談集『純愛カウンセリング』

岡村さんのCD聞いたりライブ見たりしたので、この人どんな人なんだろー?と思って読んでみたー。折原みとさんとの対談が!小学生の頃読んでたなー・・・。

有吉玉青著『キャベツの新生活』

有吉さんの本面白かったので、こちらも読んでみた。キャベツと呼ばれる主人公と、彼の元に現れるキウイという女の子のお話。不思議な感じの話だなあー。ふうーん。ふうーん。と読んでいたら、最後にオドロキの展開ー!なるほどー!おもしろかったー!

味間正樹『本気でバンドを仕事にしたい人へ』

オーケンがブログでこの本を紹介していたので、どんな本かなー?と思って読んでみました。これまでに沢山のバンドを見てきたライブハウスのブッキングマ ネージャーが、こういうバンドは駄目だ!とか、こうやったら良くなる!とか、そういうのをアドバイスする本です。さらっと読みましたーよー。表紙に「本気 でバンドを仕事にしたい人へ」って大きく書いてあるから、電車で読むの恥ずかしいよー!

杉本朋美『ハノイ さんぽの時間』

ベトナム行くぞー!という話になっていたので、借りてみました。ベトナムはこんなところ~ってのがざっくりわかるので良いと思いますが、もうちょっとおもしろおかしく書かれてたらな~なんて思いつつ、もくもくと読みました。結局ベトナム旅行は延期になってしまったのですが、いつか行きたいー。

青山七恵『ひとり日和』

親戚のお婆さんと二人で暮らすことになった女の子のお話。なかなか良かったですー。

遠藤周作『深い河』

山本周五郎さんと勘違いして古本屋でなんとなく購入。読みやすくてなかなか良かったです。いろんな状況におかれ、インドに向かう人々のお話であります。

岡本敏子『いま、生きる力』

エッセイも読んでみましたー。太郎さんのエッセイも読んでみたいなー。

有川浩『阪急電車』

映画にもなっていますが、小説で読んでみました。関西のローカル線の乗客たちが織りなす物語的なもの。ほっこり系~。読みやすくてよかったです。

岡本敏子×よしもとばなな対談『恋愛について、話しました。』

岡本敏子さんの本を読んでみたいな~と思って、ばななさんとの対談を読んでみました。恋愛についてというか、いまどきの人々にモノ申す!的な内容がメインでした。

福永信著『コップとコッペパンとペン』

おもしろいタイトルだなーって思って読んでみたのですが、特に難しい言葉が使われているわけじゃないのに、さっぱり意味がわからん!!短編4作入っているのですが、最初の2作だけ読んで、ギブアップ・・・。純文学って苦手ーッ!

福澤 徹三著『シャッター通りの死にぞこない』

タイトルと装丁に惹かれ、読みました。シャッター通りとなってしまった商店街が、町おこしするアレコレに主人公がまきこまれる的なお話です。まあなかなかおもしろかったす。

有吉玉青著『月とシャンパン』

恋愛小説の短編集って感じなんですけれども、読みやすく、おもしろかったっす。他の作品も読んでみたーい。

銀色夏生著『しゅるーんとした花影』

つれづれシリーズ。今回も楽しく読みました。ついにカーカ(銀色さんの娘さん)が一人暮らしを!いつか銀色さんのイベント行ってみたいな~。

スコット フィッツジェラルド著/村上春樹 翻訳『グレート・ギャツビー』

村上春樹さんの小説の中に出てきた小説。ご本人の翻訳版で読んでみた~。カタカナの名前が覚えられない・・・「これ誰だっけ?」とか思う事多々ありだったけど、大筋は理解した!まあなかなか。なんともいえないお話だけれども。

メルヴィン バージェス著/池田真紀子 翻訳『ダンデライオン』

なんとなく読んでみたんだけど、なかなか面白かった。14歳の男の子が親に暴力ふるわれて家出して、古い空き家で暮らし始めたところに、ガールフレンドも 追ってきて、一緒に暮らし始めるというお話。同居人たちとともに二人はドラッグ中毒みたいなのになるんだけど、そこから立ち直ってゆくお話でありました。

村上春樹著『海辺のカフカ』(上・下)

上下巻あって、特に下巻がボリュームあったー!でも面白かったです。ちょっとファンタジー要素ありつつ、結局何だったんだろう?ってところもあるけれども、楽しく読める。ナカタさんと星野さんのコンビが良い感じでありました。次は何を読もうかな~村上作品。

大橋鎮子著『すてきなあなたに』

『暮らしの手帖』に連載されていたエッセイを集めたもの、らしい。さっくり読める本かな?と思いきや、ものすごいボリュウムの本でびっくりしましたー。 日々の暮らしの中でのちょっとした工夫とか、心がけとか、ファッションについてとか、こんな光景を見たとか、本当に何気ないことが書いてあるんだけど、す ごくいいです。昭和な感じです。でもあまり古さみたいなのは感じなくて、昔も今も変わらない事がたくさん書いてあります。

村上春樹著『ノルウェイの森』(上)(下)

久々に村上春樹さんの本読んでみたー。やはり文章の感じが良いなあと思います。淡々としているようで、でもユーモアもあって、みたいな感じ。

石村 由起子著『私は夢中で夢をみた』

奈良で25年も前からカフェを営んでいるオーナーさんの、エッセイというか自伝というか・・・。お店を持つのは素敵なことだけど、本当に大変だな~と思いました。得られるものも沢山あるけど、失う物もたくさんあるのだなあ、と。

岩井俊二著『番犬は庭を守る』

岩井監督の書き下ろし小説が出ていたー。チェルノブイリ原発事故を受けて書かれた小説だったらしいのですが、10年ぐらいお蔵入り状態になっていて、そろ そろ出版しようかという時に日本で原発事故がおきた・・・という流れらしい。原発事故から数十年後のお話、みたいな内容です。ちょっとテーマは難しいけれ ど、読みやすいです。岩井ワールド。

森 友治著『ダカフェ日記』『続 ダカフェ日記』

ずーっと昔からブログをたまに覗いてい たのですが、ようやく本も読んでみました。読むというより、写真集に近いので、眺める、といった感じですけれども。基本的にブログをまとめたものなので、 内容は一緒です。とても素敵なご家族なのです。最近新たに柴犬が家族入りしたようなので、今後の写真が楽しみであります。

吉田篤弘著『小さな男*静かな声』

デパートの寝具売り場に務め、百科事典を書き続ける小さな男と、静かな声を持ち、深夜のラジオ番組を担当する女の、日常のあれやこれやが語られる感じの小 説。特に盛り上がる出来事も無く、淡々としているので途中飽きてくるところもありましたが、楽しく読みました。のーんびり読むのに良い本であります。私が 前に書いた小説に通じるところがあったりして、「ワー!なんか似てる!」と思った部分が二カ所ぐらいありました。

大槻ケンヂ著『サブカルで食う』

オーケンが今までの活動を振り返りつつ、サブカル界を目指す若者にアドヴァイスなどをする内容。「オーケンも色々苦労してるんだなー」とか、「ナルホドー!フムフム」的な内容とか、結構面白かったっすー。

山本周五郎著『季節のない街』

文字がみっしりしている&なかなか入りこめなくて、読むのに時間かかったー!でも結構おもしろかったです。とある「街」に住む人々の話の短編集。言いまわしとかが昔の表現だったりするので良い感じ。

吉田篤弘著『木挽町月光夜咄』

吉田さんの小説が大好きなのですが(あとクラフトエヴィングの本も)、初めてエッセイ集を読みましたー!おもしろかった。

筒井康隆著『パプリカ』

他人の夢の中に入り込むことが出来るDCミニという装置をめぐってのあれこれ。話が難しくて半分ぐらいまでいって「もうわからーん!」となったのですが、最初から読みなおした。まあまあ理解できたけど最後は良くわからんかった。。

戌井昭人著『松竹梅』

「松竹梅」と呼ばれていた小学生3人組松岡、竹村、梅田の日々あれこれ。ふむふーむ。

佐藤 多佳子著『第二音楽室―School and Music』

音楽室にまつわるお話が4つ入っております。中学生の話。いまいち入りこめなかった。むむう。

野沢尚著『深紅』  ★オススメ★

野沢さんの本は初めて読んだのですが、とても読みやすく、おもしろかったー!他の作品も読んでみたい。この作品は、とある事件の被害者家族の生き残った娘と、その事件の加害者の娘が出会うっつう話なのであります。

太田光著『マボロシの鳥』

いろーんなお話が入っている短編集。とても読みやすかったー。面白かったです。わかんないのもあったけど。笑

伊藤たかみ著『ぎぶそん』

サラサラっと読みましたが、あまり入り込めず・・・。中学生が文化祭でバンドのライブをするー!というような内容。

帚木 蓬生著『閉鎖病棟』

とある精神病院での患者さんたちの日々あれこれ。優しいお話でヨカッタです。数年後に再読したいなー。

小手鞠 るい著『望月青果店』

章ごとに果物の名前がタイトルになっていて、かわいらしいー。でも内容はかわいらしいという感じじゃなく、実家に帰るたびケンカになってしまう母と娘のあれやこれや。

町田康著『テーストオブ苦虫6』

町田さんのエッセイを読むのは初ー。おもしろかったですー。解説が戌井さん!

宮本輝著『葡萄と郷愁』

宮本さんの本、3冊目ぐらい。人生の岐路に立つ日本人女子と、ハンガリーの女子の、一日の様子が交互に書かれております。舞台が日本になったりハンガリー になったりで、読んでて「あれ、これどっちだっけ」となることもしばしば。あと、やっぱりカタカナの名前は覚えられないなー・・・。でもまあ楽しく読みま した。

長野まゆみ著『レモンタルト』

装丁がとても素敵ー!と惹かれて読んだのですが、内容は同性愛小説的な。でもまあやんわりと書いてあるので、ふふーんと読みました。長野さんの本読むのは 二冊目なんですが、やはりするすると頭に入ってこない系。なぜだろうなー。難しい言葉が並んでいるわけでもないのだけれど。

角田光代著『八日目の蝉』

誘拐犯に育てられた子の話。宗教施設みたいなところの場面で、本名とは別の名前で呼び合うんだけど、その名前が覚えられなくて、誰が誰やらわからなくなった・・・ムム。おもしろかったですけどねー。映画の方がわかりやすいかもー。映画みてみたいなー。

中沢健著『初恋芸人』

銭金スペシャル見ていたら、小説を書いて本を出した芸人さんが居て、その本の帯に大槻ケンヂ氏の名前がー!!・・・ということで、気になって読んでみたー。とても読みやすく、一気に読めた。面白かったです。切ない内容ですけれども。

村上春樹著『カンガルー日和』

村上さん久々ー。短編集です。短編は初めて読んだかも。不思議ワールドでおもしろかったです。私が書いているお芋文庫シリーズと通ずるところがあるような気がした。淡々とした文章みたいな話を書く時は村上さんの影響を受けてるのかもなー、自分。

山田風太郎著『死言状』

銀色さんの「つれづれ」シリーズの中で、銀色さんが今読んでいる本として載ってたので読んでみたー。すずめなど鳥がやってくるお庭に、パン粉を「バカ」と いう文字に並べておいて、二階から双眼鏡で眺めるっていう・・・(笑)色んな雑誌等で連載されていたエッセイをまとめたもので、色んな考えがあっておもし ろいなー!と読みました。

せっせ&銀色夏生著『衝動家族』

『ばらとおむつ』シリーズ4作目。完結編、らしい。前回から銀色さんではなく、銀色さんのお兄さん(せっせ氏)が家族のみんなにしげちゃん(母)の様子 や、家のことなどを綴る、という形式になっております。今回はせっせさんがしげちゃんを連れてタイのホテルで過ごす日々の様子がメインであります。おもし ろかったです。

松下麻理緒著『流転の女』

一本の柳の木が切られ、それをきっかけに色んな過去が判明していく、的なミステリイ小説。読みやすいのですが時間かかってしまった。なかなか面白かったですー。

吉村昭著『破獄』

味噌汁を手錠にかけて腐食させて脱獄した人が居る、って話を聞いて気になって調べて読んだ!実在した脱獄常習犯の話をモデルに書かれた小説らしい。とにかく脱獄常習犯の佐久間が、あの手この手で4回ぐらい脱獄を繰り返し、そのなんやかんやが書かれているんだけど、時代背景が戦時中なので、戦争の話になってしまうとどうしても読むペースが落ちてしまって(なかなか入りこめず)、中盤ぐらいまで「うーむ、全部読むの無理かも。でも佐久間のことは気になる!」 と、頑張って読み続けたら終盤すごく面白かった!だんだん佐久間がかわいく思えてくるよ。

吉田豪著『元アイドル!』

元アイドルの方々へのインタビュー集。あまり芸能人詳しくないので知ってる人があまり居なかったですけれども、サクサクっと読みました。オーケンの名前も1回出てきた!

北尾トロ著『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』

裁判所で様々な裁判を傍聴して、それをレポートする、的な本。傍聴マニアの方とか居るらしい。このような世界もあるのだなあ・・・とホヘーっと読みました。一回ぐらい見に行ってみたいけれども。

齋藤 智裕著『KAGEROU』

話題から1年以上遅れて、ようやく読みました。なかなか面白かった!けど、賞を取る作品かどうかっつうのはウーン・・・ですけれども。特に序盤、例え文(○○のような、って感じの)が多用されすぎて気になった。さっくり読むのに良い本だと思いますです。

宮本輝著『青が散る』

青春小説。携帯電話が出てこない時代。よいですなあ。新設された大学の1期生が、テニスコートを手作りするところからテニスサークルを立ち上げてあれやこ れや。みたいなお話なんだけど、テニス用語がわからなくて、試合場面はあまり入り込めなかった・・・。宮本さんの文章は好きです。ページに文字がみっしり 過ぎて読むの時間かかるけど。